ギターのエイジング≒ヴィンテージギター

ギターのエイジング≒ヴィンテージギター


オーディオスピーカー(サブウーハー)の振動でギターを強制的に振動させてギターの鳴りを向上させる。(エイジング)
僕は、これをドンチャカ(doncchaka)と言っています。

 エレキギターの場合はサブウーハー、アコースティックギターの場合はスピーカーでギターを振動させて下さい。
 エレキギターはアコースティックギターに比べてボディの木の厚みがかなりあるので、鳴りを良くするのにアコースティックギターよりも かなり時間がかります。私のアコースティックギターは弾き込んでいないせいもあり30分で音質が変化しました。 すぐに、音の角がとれて低音の響きがよくなりました。エレキギターの場合は、半年や年単位の時間で鳴りが良くなっていくのを実感できます。
(高価なクラシックギターやアコースティックギターはデリケート過ぎ、すぐにギターがへたる可能性があるので勧められません。 エレキギターは可能なかぎり長時間振動させて下さい。アコースティックギターは、サブウーハーではなく、2つのスピーカーでギターのボディーを挟みこむようにして振動を与えます。)
 フェンダーのレリックがどのような方法で弾きこんだ状態を再現しているのかは分かりませんが、 スピーカーの振動を利用してギターを弾いたときと同じようにギターを振動させて、ギターの鳴りを向上させます。
本来はギターになる前の材料の段階で振動を与えて、木がよく振動するようにさせてからギターを制作する方が効率的です。 これは材料をよく乾燥させてからギター制作した方が、鳴りが良いギターになり易いのと同様です。
実際にギターを弾いて鳴りを良くする方法
 ローポジションでコードを弾くことが多いため、ローポジションの鳴りが良くなっているギターは多いと思います。 ギターソロで弾くハイポジションよりの鳴りを良くする方法は、カポタストを使用し、 いつもよりハイポジション側で弾く機会を作るといいと思います。
ウォーミングアップで弾くフレーズや曲を3カポや5カポで弾く方法です。 ハイポジションでの高音の鳴りが良くなると、ローポジションを弾いた時の高音の鳴りも良くなります。 地道な方法としてはスケール練習を全ポジションで弾くと全体的に鳴りが良くなっていきます。
 ハイポジションの鳴りが悪いと、はっきりしている場合は、ハイポジションでのスケール練習を繰り返すとハイポジションの鳴りが向上していきます。
 クラシックギターの場合、弾き込むと徐々に音に艶がでてくるのが分かります。制作されたギターは化粧をしていない素朴な状態で、弾き込む事で、音が化粧映えしてくる感じです。
ギターの音質(音の不思議)脳内化学物質の獲得(音楽と脳内化学物質)ギターの乾燥と湿度 ギター選びも参考にしてください。)
 もし、ギターを弾き込んだ時の鳴りの向上と、オーディーオスピーカーにかけたときの鳴りの向上が等しいとして、 毎日ギターを3時間、20年間弾き続けると仮定し、その鳴りの向上をオーディーオスピーカーでギターを振動させて毎日10時間でカバーさせることにした時に必要な時間は以下のとおりです。
3×365×20=21900時間
(20年で21900時間弾きこんだことになります。)
21900÷10÷365=6年
(仕事に行っている間に、毎日10時間オーディオスピーカーにギターをかけると6年間かかります。)
エレキギターの鳴りを良くするには、かなり時間がかかりそうです。
エレキギターにはサブウーハーの低音ズシズシスピーカーの上にのせて振動させてください。
ヘッドを触るとギターが振動しているのがよく分かります。
一日10時間毎日オーディオにかけると
10×365=3650時間
3650時間の鳴りの向上を得ることが出来ます。
これを一日3時間ギターを弾く場合で何日ギターを弾くかに換算すると
3650÷3=1216.6日
1216÷365=3年3ヶ月
一年間ギターをオーディオにかけると、鳴りの向上をはっきりと体感できます。

 仕事に出かける直前にオーディオのタイマーを10時間くらいにせっとして、タイマーがOnになり CDの再生が始まった後でリピートをセットするとタイマーのOFFの時間までギターの鳴りをよくさせれます。 タイーマーをセットせずにリピートさせると仕事が遅くなったときに、深夜まで音楽が鳴っている可能性があるので 近所迷惑になります。
 ギターをかけないスピーカーはマイナス(黒)の配線を外しておくと音がならないので、必要以上に音量があがらず騒音の防止になります。 スピーカーの裏面にストッパーで配線をはさむ感じで止めてあるので、簡単にマイナスの配線を外すことができます。
 

楽器の鳴りが良くなる

  1. ギターは弾くと鳴りが良なっていく。
  2. ギターを弾くと弦の振動がブリッジを伝わってギターのボディー(木)を振動させる。
  3. ギターのボディーを何回も振動させるとギターのボディー(木)の鳴りがよくなる。
  4. ギターのボディー(木)がよく振動するギターは、鳴りが良い。
  5. ヴィンテージギターは、何年も弾くうちにギターのボディー(木)の鳴りが良くなっているので、心地よい音がする。
  6. ギターを写真のようにオーディオスピーカーではさんで音をだすとギターのボディー(木)が振動する。
  7. ギターを弾いてギターを振動させる事を、オーディオスピーカーの振動で強制的にギター振動させてギターに振動を与える。
  8. オーディオを使用してギターのボディー(木)を振動させていると、だんだんとギターのボディー(木)がよく振動しはじめる。
  9. ギターのボディー(木)がよく振動するギターは、鳴りが良い。
  10. この方法でヴィンテージギターを超える新品のギターができるのなら、バイオリンやチェロなどの楽器も同様にオールドを越える新品楽器ができる。
  11. 音量に比例する。
  12. ボディーの材質により効果が現れる時間が異なる。
  13. 単版か合板かにより効果が現れる時間が異なる。
  14. スピーカーにネジがあると傷がつくのでハンカチをあてる。
  15. 新品楽器なのにヴィンテージ楽器に近い鳴りにする事が可能。