脳内化学物質の実際(游音と脳内化学物質)

 その人が好きな事(装置を操る)をすることで、脳内化学物質が放出されて快感を味わいます。
私の場合は、ギターを弾く時とバイクに乗ると脳内化学物質が放出されるようです。 ギターでもバイクでも、ある程度上達してから快感を味わうようになりました。
 ギターの場合、弾く曲により、それぞれ脳内化学物質の出方や量が違うような気がします。 使用するギターも甘いクリーンな音がでるギターで脳内化学物質が出ます。 この時、装置に当たるのが脳(聴覚と音や游音を感じる領域)、手(脳)、ギターだと思います。
装置には、必ずその人の脳が含まれていると思います。脳内化学物質が放出されるのも脳ですし、技(ソフトウェア)も脳にあります。 そして感覚(聴覚の感度(脳)、指先の感度(脳)、ギターの感度)も関係していると思います。
外での演奏(ライブ)では、緊張していて、十分に脳内化学物質に浸る余裕はないので、脳内化学物質の放出には、 その時の精神状態も関係があると思います。

脳内科学伝達物質の分析


 また、ギターを弾かなくても、好きな曲を聴いた時も脳に多少快感を感じます。
Lee ann womackの”Tere is a god”が時々iTuneのcountryチャンネルで流れますが、この曲は格別です。 イントロからAメロ、サビと曲のほとんどの小節で気持ちが良いです。(YouTubeでもチェックできます。)
carrie underwoodの歌も心地良いです。
(最近の曲ではmama's song。彼女はピッチを揺らす方法と、ビブラードの両方をもうまく使っていて、他の曲でも味わい深い歌を聞かせてくれます。)
サザンオールスターズの”希望の轍”ピアノのイントロの4小説と歌詞の”遠く遠く””巡る巡る”のボーカルのメロディの部分。
KOKIAの”安心の中”ボーカルの全て。
(アルバムRemember meの他の曲でもKOKIAのボーカルラインは感じる所が多いです。Remember meはピッチを揺らす歌い方の手本になると思います。彼女は、かなり巧みにピッチを操っています。ボーカルにエフェクターをどっぷりのせた録音のアルバムは残念ながら半減しています。 アルバムmomentは分かり難いですがRemember me よりも伸びやかにピッチを揺らしている場合が多く、小編成の楽器構成がKOKIAの歌声を旨く引き立てています。究極はやはりRemember meです。)
YUIの”I will love you”のボーカルラインのほとんど。
 CDなどの録音よりも実際の生演奏を聴いたほうが良く分かります。ある程度メロディを不安定にするといいんですが、 音符ではっきり表せるくらい上下するのはダメです。ギターでも同じです。(ピアノでは残念ながらメロディーを不安定にできません。)
もしピッチの揺れを獲得したいボーカリストがいらっしゃるなら、ギタリストにボーカルラインのメロディーを弾いてもらって特訓してもらうと良いと思います。
(メロディ譜を見てギターを弾く場合は、男性の場合下のドが5弦3フレット又は6弦8フレットのド、女性の場合は下のドが4弦10フレット又は3弦5フレッとのドです。女性の場合男性よりも1オクターブ音が高くなります。)
(男性でも広い音域(数オクターブ)のヴォーカリストの場合、高いドの付近から歌っている方もいます。)
ピッチの揺れが分かるギタリストは多いんじゃないかと思います。バイオリンだとボーカルの音よりも、かなり高くなってしまうのでギターの方が良いと思います。 チェロは人間の声の音域に近いそうなのでチェロもいいかもしれません。
(人間の声の音域がだせ、メロディを不安定にでき、できれば伴奏ができる楽器が合っていると思います。メロディを不安定にする場合は、同時に伴奏またはルート音を弾く奏法はやりにくくて メロディだけに集中して弾く奏法のほうが不安定にしやすいです。)
 ビブラートは上下させる音の幅がかなり大きくて、ピッチを揺らすのは上下させる音の幅が小さい事が大きな違いだと思います。 ビブラートはアマチュアでも出来ますが、ピッチを揺らせる歌い方ができるのはプロでも少なくて、出来る方でもうまくピッチを揺らす為には歌い込みが必要だと思います。 厳密には小さな音程の差をスライドさせるのですが、うまくやるにはテンポやその時のメロディーでスライドさせる速さと音程差も違います。(声の大きさの強弱も関係します。)
感覚として分かっていない方がやろうとするとビブラードになると思います。スライドさせる速さと音程差が感覚的につかめていなければ100年練習してもできません。 スライドさせる速さは、小刻みに素早くするよりも以外にのびやかにする方がよくて、バイオニストのように小刻みに素早くさせるやり方はボーカルには向いていないようです。
 また、あまり頻繁にメロディをビブラードさせると、そのメロディの良さは失われます。プロの方でもやたらとビブラートさせて歌われている方がいますが、全然気持ちよくないですし、游音的でなく クラシックの立場から言うと下品なんだと思います。逆にピッチを揺らせる歌い方は、最初から最後までピッチをゆらしていても大変気持ちがいいです。
 carrie underwoodはビブラートさせている時とピッチを揺らせている時があり、KOKIAはピッチを揺らせて歌っている時が多いです。ビブラートとピッチを揺らせる歌い方は似ているとは思いますが 聴く側からするとかなり違って聞こえます。ビックリするくらいのベテランでもおかしな歌い方をしている時がありますが、身近にビブラートとピッチの揺れの違いが分かる演奏者がいないんだと思います。
 女性は好きな男性に良い雰囲気でムーディに”愛している”と言われるとうっとりすると思いますが、機械的に何度も愛している愛していると繰り返されると、 逆にその場の雰囲気が壊れてしまうのと似ているのではないかと思います。

 ギターでメロディーを不安定にする場合は、音質と音量が関係していて、クリーンな音のほうが微妙な操作が必要で、クリーンな音のほうが微妙に操作し易いです。
(エレキギターよりもアコースティクギターやクラシックギターの方がシビアな分、良くわかります。サスティンはエレキの方が断然有利なんですが。) (もし、あなたがエレキギターしか弾いたことがないギタリストなら、アコースティクギターやクラシックギターを弾いてみるといいと思います。かなり勝手が違うことに気がつくと思います。) 歪んだ音は大雑把な操作になってしまいます。音量が大きいほど微妙な操作が必要なのはクリーンな音、歪んだ音とも共通です。 スライドや微妙なビブラートに近いチョーキングで表現する事になるんですが、やり方によっては、せっかくのメロディが聴き難くなったり音痴に聞こえてしまう事があります。 弦の太さやフレットの位置が変わると、合わせて指の操作の仕方も変えないとうまくいきません。(音を聴きながらやらないと絶対うまくいきません。)
(メロディ全体にショートディレイやコーラス、トレモロをかけてしまうと音痴に聞こえたり味気なくなったり游音的でなくなる場合があります。)
フレーズの最初の音と最後の音の味付けが最も重要です。(又は、休符の直後の音と休符の直前の音、白玉。短い音でも前後に休符があると重要になってきます。) また、アームを使用するやり方もあります。アーム付のエレキギターならコードも故意に不安定にできます。 これをやると幼稚園生は、かなりの人数が快感を味わっているようでした。
 ピッチの揺れを感覚的に把握していないボーカリストがやろうとすると音痴になるので無理にピッチを揺らそうとしない方がいいです。 ギタリストはボーカリストではないので、歌ではうまく表現出来ないと思います。(私も歌では全然できません。)
   他人の演奏で一番脳内化学物質がでたのは、Moley CrueのHome Sweet Homeのギターソロです。ここまでくると歪んだ音でもかなり気持ちが良いです。 残念ながらCDでは、あのギターの音の凄さが分かりません。使用されていた機材(アンプ)は隠されていたので分かりませんが、かなり工夫されているんじゃないかと思います。 Mick Marsはチョーキングやアーミングの他、ヘッド付近のネックを引っ張ってネックを故意に反らせたりして音程を変えたりもしています。
 私の場合、游音といっても好みがバラードなので、演奏する場合でも、聴く場合でも脳内化学物質を感じるのは殆どがバラードです。 ギターをパラパラ弾いていても、好きなメロディーや好きなコードの時が最も脳内化学物質が出ていると思います。
ピアノとハーモニカの哀愁ある音も好きで、弾けませんが気持ちがいいです。
小学校の游音の先生、も○先生がピアノを弾きながら歌を歌ってくれた時も気持ちがよかったです。 声に艶があって、なおかつピッチの揺れがたまりませんでした。

 歌詞は、その曲の雰囲気を壊してしまわないものなら何でもかまいません。歌詞がラララやルルルでもOKで、游音の場合はメロディ、コード、歌と楽器の響きとピッチの揺れ音質が関係しています。私の場合は男性の声より女性の声が好きで(高い音の方がよく分かります)、メロディのピッチの揺れが大部分です。 男性の声でもかなり高いと気持ち良いんですが、女性の声の音域ほどピッチの揺れがあるかはっきりは分かりません。同じアーティストでも曲によりかなり感じ方の差があります。
 また、録音の仕方やエフェクトのかけ方なども関係していると思います。素質をもった歌い手でも、安定した音程でメロディのピッチを揺らすのは難しいようで、歌い込まないと練習しないとなかなか出来ないようです。 曲がヒットすれば、歌う機会も多くなり、結果的に歌い込むことになるのでアルバムよりも後に歌って録音したもののほうがいい場合が多いようです。 (アルバム音源とYou Tubeでの最近の音源とを比べると分かる場合があります。) アルバムに録音する前に、かなり歌い込んでおかないと難しく、このあたりはアルバムの制作費、どれだけ時間をかけられるかが大きく関係してしまうと思います。 ギターなど楽器も同じだと思います。游音に微妙なニュアンスをつけるためには、弾きこんだり、歌い込まないとなかなかうまくいきません。
 アニメなどのエンディングのバラードも好きでした。そのアニメが終わると、その一週間の全てが終わってしまう気がしてテレビにかじりついてエンディングの曲を聴いていました。
あらいぐまラスカル:ENDING おいでラスカル
西遊記:ガンダーラ
ドラゴンボール:ロマンティックあげるよ
(まだ沢山ありますが曲目までは覚えていません。昔のアニメのエンディングは哀愁ある曲が多く、みんな好きでした。)
幼稚園に通っている頃は、鳴いているツクツクボウシの数を数えたり、鈴虫が一匹鳴き始めると他の鈴虫も次から次へと鳴き始める鈴虫の声も好きでした。 コオロギの鳴き声にも耳をすましていました。
游音の教育は受けませんでしたが、字もろくに書けないころから音には多少興味はありました。 絶対音感はありませんが、虫の声を聴いていたのは良かったと思います。スズメ同士の会話にも興味がありました。

 人により好みの曲メロディが違うように、好みの音質や全体の音の響きの好みも違うと思います。 色々な条件が組み合わさり脳内化学物質が出るんだと思います。
好きな游音や好きな音色、よく聴き取れる音域は、幼少の頃に聴いた游音などが関係しているのではないかと思います。 あと時代の流れでヒットする游音の傾向が変わってくるように、その人個人の游音環境や経験でも好みの游音が変わると思います。
 また、楽器を弾いていくうちに好きなコードができたりします。
私の場合add9です。(ギタリストなら、だいたいadd9は好き) アルペジオが好きなんですが、好きな曲のコード進行をアルペジオで弾くだけでも気持ちが良いです。ピアノのアルペジオも大好きです。 BmやFmなど特定の音域のコードが好きなギタリストもいます。フレットのポジションも関係してきます。
ギターの場合同じコードでもピアノと違って色々な弾き方があり、どれも微妙に響きが違います。 ピアノでも回転形で響きを変えれますが、ギターではそれとは違う方法があります。(開放弦を使ったコードワークや変則チューニングなど(開放弦でしか表現しにくい響きがあります)) 作曲するには、ピアノが圧倒的に有利らしいのですが、ギターなどの弦楽器にしか出来ないこともあります。 ギターのadd9と鍵盤のadd9は響きが違って、鍵盤のadd9は濁って聞こえます。同じコードでも楽器により響きが違うようです。
ギターの音質(音の不思議)
(バイクでの私の場合は、コーナーの立ち上がり又は一気に加速している時が、脳内化学物質の放出が多い時だと思います。)

 もし、いまからやりたい事がある方は、どうか脳内化学物質が放出されるレベルまで技を磨いて感度を上げてください。 日常の生活で大事なことは、興味をもつ事だと思います。 勉強でも、道楽でも、興味がなければ何も始まりません。
何かに興味を持つことは、その人の長所または能力なんだと私は思います。
 上達する近道は、時々先輩や先生、本、DVDなどからヒントをもらう事だと思います。 余裕があれば、教室などに入会し、その道のプロから指導してもらうのがいいと思います。
脳内化学物質の獲得
  1. 脳内化学物質が放出されると、その本人は快感(興奮)を感じる。
    (脳の快感、気分の高揚、興奮など)
  2. 脳内化学物質が放出されるようになるためには、装置を操るための技(能力)が要求される。
  3. 人間は、装置を操ることで脳内化学物質が放出されるようになる。
  4. 脳内化学物質は、自らの脳から放出される物質であり、内服や注射など外から体内に加えるものではない。
  5. 脳内化学物質は無害である。
  6. その装置は、ある人には自分の体であったり、道具(ボール、バット、ラケット)であったり、機械(車、バイク)であったり、楽器(ピアノ、バイオリン、ギター)であったりと様々。 装置には、その人の脳も必ず関係する。
  7. その装置は、その操る人物に対し、ある程度の感度の良さが要求される。
  8. 装置を操るには、脳または体に、その装置を操る技(ソウフトウェア)や感覚が要求される。
  9. 技を磨くには、その人にある程度の感覚と感度が要求される。
  10. 技を磨くことで、その人の感覚の感度が向上し、また脳内化学物質が放出されるようになる。
  11. 技を磨くことで、新たな感覚(認知)を習得する事がある。
  12. 技を磨くことの一つにイメージトレーニングがあるが、イメージトレーニングをするには、ある程度技を会得している必要がある。
    (游音の場合は、好きな曲を全パート頭の中で鳴らす。 野球の場合はカーブを打つときのバットのスイングやタイミングを頭の中でシュミレーションする。)
  13. 感覚の向上と、技の向上は常に相関。
  14. 技は、その人にとって単純過ぎても、複雑過ぎても好ましくない。
  15. 技を磨くには、その人に可能なレベルの簡単な技(基礎)から習得する事が好ましい。
    (途中で挫折しない為には、もっとも重要な事)
  16. 高度な技を習得するには、ある程度の感度とある程度の技を会得している事が要求される。
  17. 人間は自らの技(ソウフトウェア)で装置を操ると脳内化学物質が放出される。
  18. 技が未熟か、または、装置の感度が悪いと(調子が悪いと)脳内化学物質は放出されない。
    (体調が悪い時(感度が悪い時)は、脳内化学物質は減少する)
  19. 装置が同じものであっても、技は、その人により異なる。
  20. 装置と技が同じか、または似たものであっても、脳内化学物質の放出のされ方(快感)は人それぞれ。
  21. 装置が変わることで、その人の脳内化学物質も変化する。
  22. 飲酒により感覚が鈍り脳内化学物質を感じ難い。
  23. 脳内化学物質が放出されている時、その人は快感を味わい、本来、苦痛や痛みを感じなければならない時であっても、快感を感じる。
    (快感を感じている為に、本人が気がつかないうちに自分の体を酷使し、体を痛め続ける場合がある。スポーツや楽器の演奏など。)
脳内科学伝達物質の分析

I play the guitar. If I can get your impression by music, I am very happy. and I always present takasickneo-power to you.
Music Video

 おわりに

 僕の場合、半合以上お酒を飲むと体にお酒が残ってしまい感覚が鈍ります。お酒に強い方でもお酒の量を減らすと脳内化学物質を感じやすくなると思います。 お酒が抜けて感覚が完全に回復するまで1週間くらいかかってしまいます。お酒を飲んで耳が遠くなったり、声が大きくなるタイプの方は要注意です。
 感覚が良いときと悪いときは、素手で物を触る感じと手袋をして物を触る感覚の違いに似ていて、お酒を飲んでも脳内化学物質は出るとは思いますが、 感覚が鈍ってしまうので、できればお酒は飲まない方が良いです。
お酒は一時のものですが、脳内化学物質は何時間でも感じられます。 周囲の人にお酒を勧められてなかなか断れない方は、肝臓が悪いのでお酒は飲めなくなったと断ると良いと思います。
 游音の場合は、好みの音質やメロディ、コード、全体的な響きが関係しています。
エレキギターならギターとアンプの組み合わせで音が変わってしまうので、アンプも感度の良い物を選ぶ必要があります。 僕の場合、アンプ1台かアンプ2台か、モノラルかステレオかでもだいぶ感じが違って、ステレオで鳴らしたほうが気持ちが良いです。
 残念な事に、大勢で合唱してしまうと各歌い手のメロディの揺らし方の周期が違いすぎて、(全体的に大雑把になりすぎて)ピッチの揺れは分からなくなります。 (合唱は全然気持ちよくないです。)
逆に数人でハモったりするのは大変効果的です。
 自分が楽器を演奏する場合でも、他人の演奏やCDを聴く場合でも脳内化学物質が出て気持ちがいいのは、僕の場合はバラードです。 アップテンポの曲は爽快感があり気分が高揚するとは思いますが、僕が脳内化学物質の分泌を強く感じるのはバラードです。 このことは、やはり幼少の頃に聞いた游音や環境、本来自分が持っている遺伝的な気質が影響していると思います。
好みの游音を聴いたり演奏すると脳内化学物質が分泌されるようですが、このあたりは人によって随分と感じ方が変わってくるのではないかと思います。 脳内化学物質を一番手ごろに味わえるのはギターの弾き語りではないかと思います。
ギター選びオーダーメイドギター
脳内科学伝達物質の分析